こんにちは。薩摩川内市の工務店・ツクリエです。
梅雨の晴れ間の空は、もうすっかり夏の色をしていますが、今年は雨量も多く「こんなに降って大丈夫かな?」と思う日も少なくありません。みなさまのお住まいの地域はいかがですか。
さて、今回は、ツクリエのお客さまとのお打ち合わせでもよく話題になる、「スキップフロア」についてご紹介します!
「スキップフロア」とは?
ワンフロアの中に複数の高さのフロアがある間取りのこと。お部屋や区画によって床の高さが高くなったり、天井の高さが変わったりする間取りのことをスキップフロアと言います。別の言い方では、「小上がり」とも呼ばれます。
使える床面積が増えたり、床部分が高くなったことでそこが収納スペースになったり、一般的な間取りが横の空間を活用するのに対して、縦の空間を有効に使える点がスキップフロアの大きなメリットです。
スキップフロアのメリット
ここで4つのメリットについて詳しくご紹介していきます。
スキップフロアを作るための段差部分や階段部分に収納スペースを設けることができる
収納スペースが多いととても便利ですよね。
片付けるスペースが増えて部屋が散らかりません。
収納スペースは、引き出しタイプにするとより良いでしょう。
デッドスペースを有効活用できるだけでなく、何が入っているかもよくわかりますよね。
(畳の下はもちろん、引き出しタイプの収納。
ちょっとしたときに和室の隅にサッと腰かけられるのもいいんです!)
スキップフロアは、空間がアクティブになり高低差を利用して家のアクセントになるような空間を演出することが可能
実用的かつ遊び心のある間取りになるのも、人気の秘訣です。実際にツクリエが手がけたスキップフロアのあるお家・K様邸は、書斎と和室の二カ所が高くなっていますが、書斎は秘密基地のようなワクワク感のあるスペースになっています。一方、和室はリビングダイニングとつながっていながら、ひとつの独立した空間のような落ち着いた雰囲気が魅力です。
書斎などの集中できる空間を使用することでリモートワークにも役立つ
最近では、リモートワークする方が増えたのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、リモートワークへの対応をよく求められる場面が多いでしょう。
今まで、オフィスで仕事をしていたから、家で仕事をする際は集中できないという方もいらっしゃいますよね。
そのようなお悩みの方には書斎はぴったりといえるでしょう。
スキップフロアを設けることで仕事や趣味に集中できるような空間作りが可能です。
秘密基地のようなワクワク感のあるスペースは、お子さんに喜んでもらえる空間になるでしょう。
スキップフロアの書斎スペースは、3段の階段をあがると外側に向けては、掘りごたつのように直に座れるスペースがあり、造りつけのテーブルもベストな高さに設置されています。
▼K様邸
さらに、反対の部屋の内側に向けては、イスを置いて座るのにちょうどいい高さに造りつけのデスクが。気分によって床に座ったり、イスに座ったりして読書や書きもの、パソコン作業ができる空間に仕上がっています。壁が低めになっているので圧迫感がなく、リビングにいる家族を感じながら書斎スペースで過ごすことができるのも◎
空間を開放感があるように感じられるだけではなく、2階建てなのに3階建てに感じることが出来る。
特に、高さ制限を求められる地域もありますよね。
そういった場合に、スキップフロアが役立ちます。
有効面積を増やせるのでおススメです。
スキップフロアのデメリット
メリットもあればデメリットも生じますよね。
デメリットは2つあります。
自治体によって判断が変わる
先ほどもご紹介したように、建物の高さが決まっている地域もありますよね。
そういった場合にスキップフロアを設置できるのかが気になります。
スキップフロアを間取りに取り入れたいとお考えの方は、その地域でスキップフロアの施工実績のある業者を探したり、
工務店やハウスメーカーの担当者にご相談することをおすすめします。
エアコンの効きが悪くなってしまうことも
スキップフロアは開放感が魅力の間取りですが、部屋を壁で仕切らないのでエアコンの効きが悪くなり電気代が多少かさんでしまうこともあるでしょう。
デメリットがあっても事前に家の安全確認をしておくと良いでしょう。
どのようなケースがスキップフロアに向いてる?
ではスキップフロアが向いてるケースをご紹介します。
建築方法に制限がある方
実際に、家が狭いと感じてもスキップフロアを用いることで広い空間を演出できますよ。
書斎にしたり子供のおもちゃを片付けるスペースにしたり、さまざまなスペースの使い方ができますね。
防火地域に含まれている地域の方
防火地域は、火災のリスクを避けるために制限が設けられています。
工夫することで、制限が設けられている場合でも開放感のある広い空間を作れるので、スキップフロアを検討してみてはいかがでしょうか。
スキップフロアは空間の有効活用だけでなく、“暮らしに彩りと変化を与えてくれる特別な場所”と言っても過言ではありません。「スキップフロアのある暮らし」、いかがでしょうか。
ツクリエが施工したスキップフロアのあるおうち
◆「繋がる家」
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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