Blog【徹底解説!】住宅ローン「固定金利」編

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2020-07-10

こんにちは。薩摩川内市の工務店・ツクリエです。

前回のブログでは住宅ローンの「変動金利」について解説しましたが、今回は「固定金利」をご紹介します。固定金利とはどのような金利タイプなのか、どのような人に向いているものなのか、家づくりの前に確認しておきましょう。

 

固定金利とは?

数年・数十年・もしくは全期間など、一定の期間において住宅ローンの金利が変わらない金利タイプ。定められた期間内は、市場金利がどのように変動しても金利が変わらず、毎月の返済額が一定です。

ただし、固定金利にも「固定金利期間選択型」と「全期間固定金利型」の二種類が存在します。それぞれについても解説しますね。

固定金利期間選択型タイプとは?

金利の見直しまでの年数が1~20年ほどの固定金利。期間満了後は、自動的に変動金利に変更される場合もあります。その際、あらためて固定金利を選びなおすことも可能。しかしながら、その時点での金利となるので、契約したときよりも金利が上昇している可能性があるため注意が必要です。

 

 

全期間固定金利型タイプとは?

住宅ローンの契約時から完済するときまで一定の金利で返済します。ずっと金利が変わらないので、見直しをするのが面倒という人や、一定の金額で返済を続けたいという人に向いている金利タイプです。

 

固定金利の選び方は、期間を目安にしてみましょう。

固定金利期間が長ければ長いほど、住宅ローン金利は高くなってしまいます。

ただし、返済額の変動を考慮する必要が少ないですよ。

 

短い場合は、固定金利返済期間が終了した後の金利の情勢に応じて返済額が大きく変化する可能性があります。

つまり、金利の大幅上昇により私たちの負担額が左右されます。

将来、金利情勢がどのように変化するのか予測できませんよね。

将来、金利が上昇していても自分が返済できるのかどうかを考慮することが重要です。

金利情勢に応じて、自分に最も有利な条件を考慮し、選択しましょう。

 

 

固定金利のメリット・デメリット

金利とは一般的に、【変動金利→固定金利期間選択型→全期間固定金利型】の順に高くなります。金利だけにフォーカスすると変動金利がお得に見えますが、固定金利は月々の返済金額が一定のため、返済計画が立てやすかったり、貯蓄が計画的にしやすかったり、先の見通しがつくのがメリットです。

 固定金利は、定期的な利率の見直しが行われません。

 

つまり、市場金利が上下していても借入のときに左右されません。

毎月の返済額が一定になるので、借入当初に決めた返済額のまま返済が可能です。

将来のライフプランに向けて計画が立てやすいといえるでしょう。

また、定期的な利率の見直しが行われないので、急激な金利上昇によるリスクがない状態で返済できますよ。

 

加えて、住宅ローンの金利動向を把握することは、難しいということを把握しておきましょう。

金利が低い状態がこのままずっと続くというわけでもありません。

変動金利と比べると、金利が上昇したときに有利であるといえるでしょう。

 

 

メリットもあればデメリットもありますよね。

ここからは、デメリットについても把握しておきましょう。

 

デメリットとしては、固定金利期間選択型タイプは、期間が終了したら自動的に変動金利に変ってしまう場合があるという点。もちろん、金融機関によっては希望すればあらためて固定金利期間選択型を選択することも可能ですが、手数料が発生する場合もあります。事前に確認しておく必要がありますね。

 

また、全期間固定金利型タイプでしたら完済するまで金利の見直しの必要がありませんが、返済途中で市場金利が下がったり、変動金利や当初固定金利の金利が下がったりする可能性も否めません。

 

ただし、変動金利に比べると、支払額が多くなってしまいます。

契約時の利率を比較した場合、変動金利より固定金利の方が高めであるといえるでしょう。

 

先ほど固定金利は金利の変動に対するリスクが少ないとご紹介した通り、リスクが少ないためあらかじめ利率が高く設定されています。

金利の変動リスクが少なく安定性が高いことだけを重視することはおすすめできません。

自分が希望する融資額と返済期間を参考に十分に考慮すると良いでしょう。

 

固定金利に向いているのはどのような方なのでしょうか。

 

固定金利に向いているのは、「金利上昇の負担を抱えたくない方」、「返済額を一定にしたい方」です。

現在の金利がいつまで続くかわかりませんよね。

また、長期間に渡って返済することを考慮すると、金利が高くなる可能性もありますよね。

先のことについて予測ができなくて不安な方におすすめといえるでしょう。

 

加えて、「子育て世代」、「共働き世代」、「遅くに住宅を建てる方」にもおすすめですよ。

将来のライフプランや退職金の取得などを考慮すると、固定金利の方が良いといえるでしょう。

 

 

住宅ローンを組む前に、どのタイプがライフプランに最適か、よく考えてリサーチしておきたいものですね。次回のブログでは、「変動金利」と「固定金利」のふたつの金利タイプを徹底的に比較したいと思います。こうご期待!

 

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