こんにちは。薩摩川内市の工務店・ツクリエです。
先日、ツクリエが手がけたおうち・K様邸の地鎮祭が執り行われました。
梅雨入りしたばかりの時期でしたが、おかげさまで雨に降られることもなく、無事に終えることができました。ツクリエスタッフもホッと胸をなでおろしております。
さて、家づくりの行事ごとのひとつである地鎮祭ですが、「どんな意味があって行うのか、実はよく知らない」という方も少なくないのでは?
今回は、地鎮祭をテーマにブログをお届けします!
Contents
(1)地鎮祭とは?
建物を建てる前に行うもの。その土地を守っている氏神様から土地を利用する承諾を得ることで、建築工事中の安全や、無事に完成することを祈願する儀式です。古くからある儀式で、なんと飛鳥時代から続いているという説もあります。読み方は「じちんさい」のほかに、「とこしづめのまつり」という読み方もあります。
(2)地鎮祭はいつ行う?
地鎮祭はお施主さまが土地を購入したあと、建物の工事に着工する前に行います。地鎮祭と同じ日に着工する場合は、工事着手を祝う「起工式」と同時に行われることも。
(3)地鎮祭はどんな日に行う?
一般的に吉日と呼ばれる大安や先勝、友引などの日の午前中に行うと縁起がいいと言われています。ですが、お施主さまのお考えやご都合に合わせて調整することも可能です。
(4)地鎮祭はどのように行う?
地鎮祭に出席するのは、お施主さま、神職、工務店、工事関係者など。あらかじめ工務店やハウスメーカーに相談して日程を決めたり、神社へ依頼したり、準備物などを揃えたりします。
(5)地鎮祭で準備するものは?
地鎮祭の祭壇や砂、鍬などは基本的に工務店やハウスメーカー側が準備するケースが多いです。
お施主様側が準備するものは神前にお供えするお供え物が主になります。
1、清酒(焼酎でも〇)一升
のし紙をつけてもらう【奉献】のを忘れずに。
地鎮祭で使うと酒屋に説明すればお祝いの、のし紙をつけてもらえます。
2、お米(一合)
洗米を用意しましょう。
前日にお米をきれいに洗ってよく水を切り、一晩乾かしておきます。
3、塩(一合)
お供え物以外に敷地を清めるのに使います。
4、水
ペットボトル500ccの水を用意しましょう。
5、海の幸
魚、昆布、するめなど。魚は尾と頭がついたものを用意します。めでたい鯛が一般的ですが
他の魚でも大丈夫です。
6、山の幸
果物を用意します(りんごやオレンジ、季節のものなど)
7、野菜
トマトやナス、キュウリなど地面の上にできるものと大根やイモなどの地面の下にできるものを
それぞれ用意します。
基本的にはお供え物はお施主様が用意する場合が多いですが、神社の方で用意してもらう場合もあるので
そのときは【御供物料】をお渡ししましょう。
初穂料やお車代
その他に、当日神主さんにお礼として【初穂料】をお渡しします。
地域や神社、工務店などによって必要なものは様々なので、当日何が必要で誰が用意するのか
事前に担当者に確認しておくと安心でしょう。
(5)地鎮祭の流れとは?
地鎮祭は一般的に、土地の四隅に青竹を立てて、その間をしめ縄で囲い、祭場として行います。流れとしては、土地の神様に捧げものをして、お祓いや祝詞をあげたあと、お施主さまや工務店がはじめて「くわ」や「すき」を入れます。そして、工事の安全や無事に完成することを祈ります。
(6)地鎮祭でお施主様が主にすること
1、刈初の儀
現在では、重機を使って土地を平らに均しますが、昔は鎌で草を刈り、鍬で土を掘り起こして土地を平らに均したそうです。
刈初の儀では、それにならい、「エイ!エイ!エイ!」という掛け声とともに盛砂に立てられた茅を鎌で刈り取る動作をし茅を盛砂から抜きます。
この掛け声には、「エイ=栄える」という意味もあるそうです。
2、玉串奉奠
玉串とは神様が宿るとされる榊(さかき)という木の枝に紙垂や麻を結び付けたものになります。
この玉串を神様へお供えする儀式が玉串奉奠になります。
地鎮祭を行うことによって家づくりに関わる人たちが一堂に会するので、顔を合わせるいい機会ととらえる方もいらっしゃいますし、一生に一度の行事として、人生の節目として経験しておきたいとおっしゃる方もいます。
地鎮祭のあとにはご近所へのあいさつまわりなどを行うことも多いので、地域の慣例なども確認しつつ、地鎮祭の実施を検討してみてはいかがでしょうか。
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